道なりの原則・コマ図

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道なりの原則・コマ図見本

《道なりの原則》
 すべての交差点、分岐点をコマ図で表すのは物理的に無理なので、コマ図が無い交差点、
分岐点は、下記の『道なりの原則』に従って走行します。
原則として直進 センターライン
が続く方へ
角度の緩い方へ 太い道から
太い道へ
    【応用】

センターラインが
無い1車線道路の場合では、
路側帯ラインが続く方
    【応用】

路面状況が同じ道から道へ。
例えば舗装路から舗装路。
ダートからダート。

《コマ図見本》
 コマ図とは、下図@の様な地図で、次の事を示しています。
@△の方向から▲の方向へ走行する。
A△から走行して来て、『止まれ』の標識のあるT字路を左折する。
B左折後、しばらく走行し右側にある『三菱GS(ガソリンスタンド)』の先の信号を左折する。
C左折後、点滅信号のある十字路の手前を右折する。
D右折した所が『チェックポイント(CP)』である。
※『チェックポイント(CP)』の目標物は、別途写真などで示されています。
ECPで、ODを0に戻し再スタートし、青い線の△から▲の方向(=信号を左折)へ走行する。
≪コマ図でよく使われる記号(例)≫


道標・ドライブのマメ知識
一般的に移動手段の重要な手引きになるものと言えば、上記のような地図
と、もうひとつ現地で場所や方向の確証を得られる案内板(行き先標識や
道案内の看板、宣伝看板も)です。
では、昔(江戸時代)では、どんな標準手法で道案内(道標・みちしるべ)
が設置されていたのでしょう。
「一里塚(一里は3.927km)」も距離表示のものですが、少し関係図書を
参考にしてみました。
【参考文献】
「近江の道標」(歴史街道の証人)木村至宏氏著作 京都新聞社 2000年
今回の読解は基本的な成り立ちが目的なので、具体的な詳細サンプルは
割愛させていただきます。

「道の発達と道標」
人間が歩くと道ができ、道は目的地相互間を結ぶ線である。
道が出来ると人々の往来を呼び、やがて定着するようになる。
道が発達するに伴い、複数の道との交差・分岐が始まる。
その交点には行き先の目印が必要になり、その目印が人々の活発且つ円滑な
通行に重要な役割を果たすようになる。
「石造道標の発生」
道標は交差点や曲がり角にある石柱のことで、これには行き先、方向、距離
が刻まれている。
その前身は町(丁)石。主に古寺に通じる道筋に一町(109.09m)毎に石標を
設置(建立)し、目的地までの距離を明示したものである。
【参考:36町で一里】
日本最古のものは1247年の大阪箕面の勝尾寺、1253年の三重上野の補陀落寺
ものとされる。有名なものは高野山九度町から奥の院にあるようだ。
京都の醍醐寺(京都で最古の建物保有)から上醍醐寺に至る19丁の丁石も見られる。
石造道標となると随分新しい時代で、1532年大阪福島区の玉川町、次のもの
は1661年の神奈川の藤沢市大山道ということらしい。
京都の最古の道標は1678年三条通り白川橋にあるとか。
調査によると最も多い建立時期は江戸中期から後期にかけてということ
らしい。この著者が調べた道標でも約1/3が文化・文政・天保の約40年間に
設置されたものだとか。
「建立の場所」
幹線道を中心に間道が多く発達したので、その交点に設置されたようである。
しかし、多いのは間道と間道の接点に1/3とか。次に主要街道のとの交点。
そして、主要街道の曲がり角という順。
「刻まれた行き先」
一基の刻まれた行き先は、1〜9ヶ所、平均的には3ヶ所。
生活や経済上の地理的条件によるのだろうが、関西では「京」が多い。
更に京都は794年から1868年の明治維新まで政治・文化・経済の中心で
署名な寺院、神社、名所旧跡が多く全国の人々の憧憬の的であったという。
ついで「伊勢」参宮。そして、観音霊場、社など信仰対象の寺社が多い。
関西でも大阪、和歌山になると「熊野」詣でへの道標も多いのではないか。
「道標の形式」
多いのは「方柱型」一般に石柱・角柱と呼ばれる。幅奥ゆきの長さはほぼ
同じで、頭部が円錐形。
次が「板碑型」頭部が三角形で幅に比べて奥ゆきが少ないもの。
その次が「地蔵光背型」地蔵菩薩像と行き先表記である。
(長野県では道祖神に、この例が見られるとか。)
地蔵像は一般に集落の出入り口、道の分岐点、峠の出入り口に多く見られ、
道中安全、村内安全、子供の成長祈願の庶民信仰を集めていたようだ。
地蔵像は道標の機能と軌を一にする要素が多い。
他には「自然石型」「常夜灯型」土台石や柱石に行き先が記載されている。
「道標の建立者」
「個人」も多いが、団体では「講元・講中・有志・村中・仲間」など。
名前のないものも多く、自らの作善行為のあらわれ。
現代でも歴史散策などでは道標の機能は生きている。歴史街道の証人
ともいえ、地域文化財の認識を深める必要があるのでは。と著者の言葉である。
道と路の雑学事典
この雑学というのは、物知りとも言うが上辺だけの知識なのであんまり好きではない。
などと言いながら、そんな道路に関する雑学本を見つけたので、紹介しておきます。
内容は「現代の道おもしろ知識」「国道・高速道路のおもしろ雑学」
「長い永い道の歴史」「道の由来と文化」「いろいろな道、道の不思議、
これからの道」「橋とトンネルのおもしろ雑学」「乗り物についての豆知識」
国道の起点終点一覧、歴史国道一覧、日本の道100選一覧となっている。
興味のある方は、
「道と路がわかる事典」浅井建爾氏著作 日本実業出版社 2000年11月
でも読んで薀蓄を深めてください。

日本の分水嶺について
日本の中央の峠を走ると感じることがある。分水嶺である。
水の流れを分ける尾根を分水嶺というのだが、日本では普通には、その水
の流れ先が太平洋と日本海への分かれる場所を中央分水嶺とか大分水嶺
(界)と呼んでいる。日本の屋根というかバックボーンになるのだろう。
これには3つの説がある。
・「日本国勢地図」(国土交通省(旧建設省)国土地理院)
・「分水嶺サミット」(国土交通省(旧総理府国土庁後援・全国分水嶺市町村協議会)
・「日本の河川環境」(環境省環境庁自然保護局)
   +「海域分け」(国土交通省(旧運輸省)海上保安庁)
アプローチの手法関係で色々な主張があるらしいが、水が太平洋に向うのか
日本海に流れるのか、おのずと分水嶺はハッキリすると思う。
まあ、ドライブラリーには学術的なことはともかくとして、今ある水が
百キロ二百キロ先には海に到達するというロマンの旅の想像を楽しむための
場所ということになるのでしょう。峠や分水嶺をそんな意味でも楽しめばいいのでは。
興味のある方は、
「日本の分水嶺」堀公俊氏著作 山と渓谷社 2000年9月
でも読んで知識を深めてください。

ドライブラリー便利(雑記)帳
  このページでは、知っているとちょっと便利な事柄を列挙します。
 HP訪問の方も「これはいいよ。」ってなアイデアがありましたらお知
 らせください。開設者お気に入りの内容は、このページにUPさせていただきたます。
 
 (メインページの連絡先にEメールでお知らせくださいね。)
 ※実質はドライブラリーには関係のない内容を多く記載しています。
◆方位(東西南北)を知る方法(土地鑑のない場所で)
 @腕時計を水平に持ち、短針を太陽の方に向ける。
 A短針と時計の12時との真ん中が南になります。
 兵庫県(明石市)を中心に日本国内では、ほぼ正確に南がわかります。
  また、夜には北斗七星とカシオペア座で北極星を見つける方法が
 あるのですが、現代では空気の澱みと街の照明で星が見つけにくく、
 この方法はあまり現実的ではありません。
  昼夜を問わず「南南西」がわかるものがありました。
 民家の屋根やベランダに注目です。衛星放送の「BSアンテナ」は
 全て「南南西」を向いています。
  近頃はGPSやカーナビが発達して来ましたが、アナログ知識として
 知っておいてもいいのではないかと思います。
◆乾電池について
(ちょっとした不注意で器具をダメにしたことはありませんか。)
 懐中電灯ですが、使おうと思ったときに電池がドロップしていませんか。
 電池と電池、それに電池と端子の間に適当な紙を一枚挟んでおくと通電
 が防止できて、器具も痛めずに長持ちします。
◆雪道ドライブの便利用品
  ウインタードライブの季節には、次のような物をクルマに用意して
 おくと降雪時やスタック時に重宝しますので紹介します。
(冬タイヤ、チエーン、バンド、ジャッキー、レンチの携行は常識として)
 @有効です
  ┌角型スコップ(脱出用)
  │作業軍手(ビニールびき)
  └ダンボール、古新聞、ぼろ布(何でも用)
 A効果あります
  ┌液体ワイパー、ゴムスクレバー
  │よごれてもいい作業服+帽子
  │ブースターケーブル
  └懐中電灯
 B知恵です
  ┌バケツ(濡れたチエーン入れ用)
  │板(30cm平方 ジャッキアップ用)
  │針金少々
  └牽引用ロープ
 C万全です
  ┌ガムテープ
  │長靴
  └エアポンプ(エア圧操作後の調整用)
  更に要チェックです。外出先で長時間駐車した時に窓ガラスが凍っていて
 困ることがありますが、そんなとき
 Dスペシャルです。
  ┌保温水筒(湯を入れて持っている)
  └水2リットル(ペットボトルに持っていると何かと便利)
 フロントガラスの氷は直ぐにとけて重宝します。
  ただし、ぬるま湯の場合は問題ありませんが、沸騰したお湯はガラスに
 直接落とさず、タオル等にお湯を落としてからガラスを拭きましょう。
 (取扱い注意、やけど注意です。)
 まだありました。(これは使用方法ですが)
  ブースターケーブルの使用ですが、赤はプラス、黒はマイナスに継いで
 くださいね。(赤は必ずプラスです。電気のことを知っている人と知らない
 人同士で電気の交換を行うときは間違いが生ずる基になりますので注意して
 ください。)
◆雪道ドライブに若干の記載
  カー雑誌などに載らない雪道ドライブの心がけ(ほんの少しです。)
 @急な操作はしない。
 A雪道ではブレーキを使わない。(使うのは殆ど停止状態になるときだけ)
  アクセルとシフトワークでスピードコントロールをするように心がける。
  キーワード=クラッチ操作、中ぶかし利用(マニュアル車)
  全輪駆動車の方も、やはりクルマです。
  いづれもエンジンブレーキはうまく利用してくださいね。
 B軽いスタック=もみだし(前後にクルマを揺らしての脱出)
◆雪路・氷結路で注意する事項を自分の再認識も兼ねて記載します。
 参考になりましたらどうぞ。
参考文献:雪路・氷結路のドライビング
        木全 巌 著 山海堂 昭和54年11月(1979年)
 @コーナーリング(アクセルとハンドリング)
  ・コーナーの入口から出口まで路面状況が一定とは限らないこと。
  ・進入する際に出口で最悪路面になってもコントロールが可能な車速で
   入る心構えが必要であること。
  ・コーナーリング中は出口の安全が確認できたからといっても
   強いパワーオンにしないこと。
  ・タイヤのわだちを利用し、はみださないようにすること。
 [ ヘアピンコーナー ]
  ・コーナーリング中はステアリングの操作量をできるだけ少なくすること。
  ・立ち上がりのハンドル戻しがもっとも大切であること。
  ・対向車が現れても対処できる車速で入ること。
  ・対向車も自分と同じ判断や操作ができるとは考えないで慎重に進入すること。
  ・一旦戻されたアクセルは直ぐに駆動力が得られにくく、上り坂では注意。
 [ 中速コーナー ]
  ・アクセル開度は一定でパワーオンは完全に直線部分になってから
   の方が無難。
 [ 高速コーナー ]
  ・舵の効きが鈍くなるので、効果が出るまでハンドルを切っていると
   切り過ぎになる。効きが遅れる分だけ早めに舵を切り戻す心がけが必要。
 A高速道路
  ・長時間走行の場合はチェーンが切れないようにペースダウンすること。
   雪のない路面では、50km程度の走行距離で切れる場合がある。
  ・数台先の車の動きに合わせて操作を開始しないと的確な操作はできにくい。
  ・追い越しで気をつけるのが、車線変更である。十分に時間をかけて
   車線変更をする必要がある。
  ・トップギアは多用せず、エンジンブレーキの効く一段低いギアで走行
   するなど、状況をよく考えること。
 B駐車場
  ・雪の深い所での長時間駐車はタイヤが沈まないような工夫も必要。
  ・駐車ブレーキ(サイドブレーキ)を引くことは厳禁。
 Cブレーキ
  ・初期制動から踏力を徐々に増大して最終制動時に最大となるような
   踏力のかけ方を心掛けること。
   (フットブレーキはあまり使わないのが望ましい。)
 Dタイヤ
  ・選定と空気圧には注意を払うこと。
◆運転中の眠気覚ましなどなど。
 さて、今回は「眠気&イライラ」解消法について
 まず、どんな状況で起こるのか。・・・・
 外的運転環境が主な要因でしょうが、
 Driver's事情、Navigater's事情、Passenger's事情など様々でしょう。
 ・・・・・という原因ことは省略しまして
 どうして解消に努めるのか。ということが今回は大事なことです。
 とにかくどちらの状態も正常な状態ではないので、何か身体に
 刺激を与えるのが簡単な方法ではないかと思うのであります。
 (もっとも逆効果もあり得ますので、ケースバイケースの
  参考にしていただきたいものです。)
 [ 眠気 ]には
  ・刺激的な音楽(耳と集中力の回復)
  ・冷風で肌に刺激を与える。
  ・飴、ガムでアゴを刺激して唾液活動を活発にさせる。
  ・コーヒー、アイスクリームで熱い寒いの感触と糖分補給で
   血糖値を整える。
 [ イライラ ]には
  ・一般道なら気分転換で道を変更する。
  ・お茶を飲んで(タバコを吸う)小休止でリズムを変える。
  ・電波スクリーンやオゾン発生器などもあるようです。
 取り合えず走行中は上のような方法で急場を凌いで、
 パーキングで軽い運動(ストレッチ)などはいかがでしょうか。

上記(コマ図・道なりの原則・参考文献~日本の分水嶺について・
ドライブラリー便利(雑記)帳)すべてSSA−ドライブラリー
(天谷氏作成HP)で作成されたものです。
SSA−ドライブラリー(天谷氏作成HP)より、参考資料等として
1部抜粋させて頂き、大変ありがとうございました。

まだまだDRについて本当に詳しく記載されています、
残念ながら現在SSA−ドライブラリーとしては
活動休止中だそうですが、DRを体験してみたい・
ドライブラリーに興味のある方は必見です。


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